人口2000人程、中心に王の居城でもある巨大な風車があり、その風車による精製技術で粉や鉄、宝石などを加工して輸出している交易国。
ガーラント?とアルファリア、コルス地方との国境にあり、バルシード?統治時代ではコルス地方南端の都市。
山に面しているため、季節風が強く吹き付けている。特に春を前にした風は強く、一年分の生産を可能にする。
風車を有していたコルス北端の国、シェ・ミル族?の生き残りが建国したといわれている。風車を回し、その製品を元手にガーラント?、アルファリア、コルスの諸部族と交易して栄えている。財政は豊かとはいえないが、しっかりした経済基盤と軍事力を持っている。
クシュミル王?を中心とする君主制。王は世襲。風車を紋章とし、風車騎士団?を擁する。
シェ・ミル族?の国が滅ぼされ、生き残った王族が建国。初代の始王ユ・ミル?はバレード?(旧バルシード?)の王女リュリジア?(始后リュリジア・ミル?)を娶ったとされている。
ガーラント?、アルファリアと交易での関税の問題から外交関係が悪化、ガーラント攻略に進むバルシード?と同盟してその先鋒役を務める。王女リュリジア?がウェズラエク?の側室となり権力を得ると風車騎士団?は奇襲部隊として軍の一端を担う。ガーラント滅亡?直前、アルファリアのヘルデ・ラクウェル?が率いるラクウェル私設軍?によって風車を破壊され、滅亡する。